マサレボの気まぐれ(●'◡'●)

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ざっくりと行政書士の受験資格と他士業の受験資格を比較してみた

 今回は行政書士の受験資格と他士業の受験資格を比較し、行政書士試験がどれくらい受験がしやすいのか勉強時間も含めてざっくりとまとめてみました。ちょっと勉強してみようかなとか興味をもっていただけると嬉しいです。

行政書士受験資格最大の魅力!

先に言ってしまいますが行政書士試験最大の魅力とは

受験資格がない!ということです。

つまり、誰でも受けられるということです。この試験の最大の魅力はこれで決まりではないです。

行政書士資格は国家資格法律の資格です。(行政書士の他にも下記に紹介している士業(弁護士以外)は隣接法律専門職というそうです)
一般的に行政書士は弁護士を筆頭として税理士や公認会計士司法書士、社労士などには見劣りするかと思います。しかし、法治国家とされる日本において国家資格で法律関係の資格を所持しているとなれば社会的信用性において大きなアドバンテージとなるのではないでしょうか?
そのような資格が大学に行っていなくても高校や中学をドロップアウトしていても試験を受けることかできるというのは素晴らしいと思います。

では他士業の受験資格や勉強時間を見ていきましょう!
※勉強時間はスムーズに合格できた場合を基準にしているので、本来はもっと時間がかかるものが多いと思います

行政書士

▶受験資格
受験資格はなく、どなたでも受けられる

【補足】公務員を通算して17年間勤めることで試験を受けずに行政書士登録ができる(これは試験勉強して合格された方としては納得しかねるところもあるかもしれませんね、審査などはあるようですが)

▶勉強時間
600~1000時間
法律初学者の場合1000時間以上かかるかもしれません

【弁護士】

▶受験資格
司法試験の受験資格 法科大学院課程を修了
司法試験予備試験の合格
上記のいずれかを満たさなければならない

▶勉強時間
平均6000時間以上

〈ひとこと〉勉強時間だけでマサレボの寿命は尽きることでしょう😅

【税理士】

▶受験資格
弁理士司法書士行政書士社会保険労務士不動産鑑定士等の事務、業務に2年以上従事した者

上記以外にも受験資格の内容が多いので興味のある方は見てみて下さい⇊
税理士受験資格概要

▶勉強時間
科目によって異なる部分もあるようですが全科目トータルで4000時間ほど

〈ひとこと〉税理士は一回の試験で全科目合格をしなくても年単位の時間をかけて合格していけば取得することができるようです。しかし、範囲が広範で時間がかかり勉強期間は長期にわたるようですから効率よく資格を取得しようとすると、かなり難易度が高くなると思います

公認会計士

▶受験資格
受験資格はなく、どなたでも受けられます

▶勉強時間
難易度は非常に高く平均的な勉強時間は4000時間だそうです

〈ひとこと〉受験資格がないのは魅力的だけど範囲がすごく広いし、4000時間も勉強したくないです( 。゚Д゚。)

司法書士

▶受験資格
受験資格はなく、どなたでも受けられます

▶勉強時間
約3000時間

〈ひとこと〉一説には行政書士試験の約10倍くらい勉強しなければ合格は難しいという話もあるようです

社会保険労務士

▶受験資格
短大や大卒、高等専門学校を卒業
行政書士などの国家資格を取得しているなど

▶勉強時間
1000~1300時間

〈ひとこと〉行政書士とは試験範囲がかわりますが行政書士資格も包含されていますし、サラリーマンで社労士を目指される方も少なくないでしょう

上記のように社会人で会社勤務をされている方にとっては、いかに行政書士試験の受験ハードルが低いかということや他士業の試験勉強の難易度の目安になるかなと思います。
弁護士、税理士、公認会計士司法書士についてはガチ勢が大半で、チャレンジする方の元々のレベルが行政書士試験とは異なりレベルが高いと思われます。

行政書士試験は一般教養試験!

行政書士試験は一般教養試験ということで、友人や知人には行政書士試験を突破することで法律に関する基礎的な知識や構築、構成について学んでいるというアピールができるでしょうし、相談などもされやすくなって頼りにされるかもしれません。
そして、行政書士試験と行政書士の実務については関連性が低く試験が好成績だったとしても実務には直結する部分が少ないそうです。ですから試験合格後に実務をするために試験の内容を忘れてしまったとしても関連性が低いので特に問題はないようです。

少し今回の主旨とは違いますが学歴がない場合、その業務に従事していなければ受験要件を満たすことが困難な資格もあります。
行政書士資格を取得することで社会保険労務士の受験資格も満たせますし、すべり止めにもなりますから社会保険労務士を目指している方には行政書士試験の突破は効率がよいかもしれませんね。
税理士を目指している方にとっても行政書士登録をして2年業務を行うことで受験資格を得ることができるので挑戦する意義があるかもしれません。
社労士、税理士などに合格してしまえば行政書士資格が包含されていますから無用の長物となりますが、より難易度の高い試験を受けるためのステップとしてもよいかもしれません。

行政書士試験のチャームポイント

・受験資格がなく誰でも受験できる
・社会人でも勉強時間を確保しやすい
・他の士業に比べて合格しやすい
行政書士試験はさらに難易度の高い難関試験を受験する場合のステップやすべり止めによい

実際に上記の点を踏まえて受験される方も多くいますし、色々な方向から考えると行政書士試験は魅力があり、価値のある試験なのではないでしょうか?

今回は行政書士試験の魅力について書きましたが行政書士試験に挑戦中の方には少しでもモチベーションを上げる助けになればよいと思いますし、資格取得について迷ったり悩んだりしておられる方も行政書士資格に少しは興味をもっていただけたのではないでしょうか。